アップルスマートフォン特許

 

〜アップルスマートフォン特許を徹底解説!〜

 

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以下のようなニュースは「パテントサロン」で提供しております。もしよろしかったらご覧ください。

 

フェイスブック、MSの特許買収 650件を訴訟対策に

すごい額ですが、特許の威力とはそうしたものです。日本企業もこれからもっとグローバル化された場合、心配です。

倖田來未さんの曲など無許可で掲示板投稿の疑い

ついに投稿サイトでの検挙者が出ました。400曲を投稿していたとのことですが、これで一気に投稿数が減るのを案じています。

ツイッターが訴訟合戦に一石、「特許は防衛目的にのみ使用」

状況が変われば考え方も変わると思います。ライバルというものが今一ないので、訴訟を起こす機会がないだけで、パクリ企業が出てくれば防衛目的に限定されない、と。

 

アップル等の保有特許情報

 

各社の登録になった特許を紹介します。日付は登録日です。

 

アップル

2012.6.22

メディアプレーヤがデジタル音声をアクセサリへ転送できるようにするための方法及びシステム

メディアプレーヤからUSBスピーカのようなアクセサリに信号を伝達する際にそのデータをデジタル信号で行う。ものすごく基本的な特許です。この特許出願前は、アナログ信号で行っていたので、この特許が取れたのは意外です。

アップル

2012.5.18

ポッドキャストの更新方法、ポータブルメディアプレイヤ、ならびにコンピュータプログラム

多くの場合、メディアプレーヤは、ユーザがメディアアセットを管理できるようにするホストコンピュータからメディアアセットを取得する。しかし、この特許ではメディアプレーヤは、ユーザのコンピュータ上で管理・使用できる。

アップル

2012.4.27

画像上に重ね合わせたパラメータ設定部

視覚メディア編集アプリケーションにおいて、視覚メディアにその設定値を重ね合わせて表示し、視覚メディアを編集する方法。従来は、視覚メディアの設定を行う際、複数のウインドウを開く必要があったので利便性が向上したというものです。

アップル

2012.4.27

携帯用電子機器のためのキーボード

特許のタイトルが「キーボード」となっていますが、内容は、タッチセンシティブディスプレイのアイコンを拡大したり、非対称的に歪曲させたりすることです。

アップル

2012.3.23

音楽ライブラリをビジュアル化するための方法および装置

「ユーザーは、その音楽ライブラリ内にどのくらい多くのメディアアイテムがあるのかを全体的に感じ取ることができない」といった問題点をクリアする発明です。

アップル

2012.2.24

タッチスクリーンディスプレイとの指接触からカーソル位置を決定する方法

画面を指でタッチしてその距離の分だけカーソルを移動させる時の制御方法。

アップル

2012.2.24

一元管理及びアクセス提供用ユーザインタフェース

情報端末画面にアイコンを並べて、指で操作するとアイコンが拡大表示されるが、そのとき、他のアイコンも見られるように拡大する技術。

アップル

2012.2.17

タッチスクリーン型仮想キーボードの仮想キーの作動

仮想キー(例えば、キーボードの)を作動させるための表示画面の操作性を高めた発明。

アップル

2012.2.3

改善された相互作用を有するメディア配信システム

iPodiTunesを動作させるための方法。iPodなどにスピーカを付けたりしたときにその情報を認識し、伝送する情報を適応させる発明。

アップル

2012.2.3

携帯用電子機器にインタラクティブな入力を行うための技術

タッチパネルの入力に関する特許。iPadなどの話です。位置入力、方向入力、こする入力、押圧入力、押す入力などの入力があって、それにより画面表示を制御する。

サムスン

2012.1.27

単一指向性反射器及びこれを適用した発光素子

携帯などの画面の部材に関する特許。携帯電話のメーカーは要注意でしょう。サムスンはこのようなスマホなどの機械的な発明をしていますが、ソフトの発明は少ないです。

アップル

2012.1.6

コンテンツ配信システムにおける複数のコンテンツのピースを伴うメディア・ストレージ構造の使用

デジタル著作権管理(DRM)を容易にする発明。デジタルコンテンツの暗号化に関する技術。

アップル

2012.1.6

デバイスを動作させる方法、デバイスおよびコンピュータ可読媒体

iPodなどの充電方法に関する特許。ノートブックコンピュータなどのより大きなモバイルデバイスから小型モバイルデバイスを充電する機能が、一般的で定着してきた場合、このプロセスをできる限り効率的にしてユーザ操作を簡単にできることが望まれる。

アップル

2011.12.22

写真管理のための携帯式電子デバイス

デジタル写真管理のための携帯式デバイス。タッチスクリーンディスプレイを備える携帯式電子デバイスの写真をタッチ操作で管理する。

NTTドコモ

2011.12.16

電子機器とメニュー項目選択方法およびそのプログラム

人物のアイコンを選んで、通話・メールボタンを押すと、その人と通話・メールができるスマートフォンのプログラム。この特許は、ものすごく重要で、大紛争の兆しがあります。

アップル

2010.11.5

一元管理及びアクセス提供用ユーザインタフェース

マックのパソコンのアイコンの列にカーソルを合わせると、アイコンが拡大することに関する特許です。スマートフォンにも適用可能な発明です。

アップル

2008.10.24

メディアプレーヤーのためのインテリジェントなシンクロ操作

メディアプレーヤーのメディアコンテンツをホストコンピュータとシンクロする方法。ホストコンピュータとメディアプレーヤーを接続し、新たなデータがあった時に、それを検知し、それだけを選択してアップする。

 

>>>より詳しい解説はこちらから<<<

 

 

 

特許に関するコメント

 

例えば、「サムスン」は、電子機器に関する特許を多少日本で出している程度です。一方、「アップル」は、iPodなどの携帯端末のシステムの特許に関して、米国で出願したものを日本でも出願しており、積極的に獲りに来ています。iPodなどで、アップルが他の追随を許さない一因がこの特許網です。これだけ出されると、他社の開発は難しくなります。

個人的には、特許を取っているとは言え、独占禁止法に抵触するのではないかとも思います。その場合には、従来よりも安価に特許使用権が認められるなどということにもなるのではないか、と思います。

 

ゲーム特許

 

勿論ゲーム業界にも特許紛争があります。ソーシャルゲームに限らず近年増えているのは「儲かっているのが目立つと特許紛争になるケース」だとか。特に米国ではパテントトロール(いわゆる日本で言うところの特許ゴロ)と呼ばれる存在があり、日本企業は格好のターゲットになっているそうです。日本で特許を取得して、それを侵害している企業を探して訴訟を仕掛けるといった場合もあるとか。

一方、日本の会社では、「DeNA」がわずかにオークションの特許を取っている程度で、「GREE」に至っては現時点で分かる範囲内では特許をとっていません。

また、競争が激しく類似の商品が多い市場では差別化の手段として特許に注目が集まるケースもあります。ソーシャルゲームの分野でも類似ゲームを巡る訴訟というのは既に多く発生しています。バンダイナムコゲームス特許部・恩田氏は韓国、台湾、中国企業も多数の特許を取得するようになっているため、動向には警戒する必要があると述べていました。

戦略論としてある米国のゲームメーカー幹部は「特許で訴訟になれば、訴訟相手の会社ごと買ってしまう」と述べたケースもあるそうです。つまりこの分野の紛争は更に激化していくことを示唆しています。

ソーシャルゲームのようなネットワークゲームは特許取得や侵害問題など従来の特許よりもはるかに複雑で取り扱いは難しいと言います。しかし、『Mafia Wars』のゲームシステムが特許で保護されていたら・・・と考えれば莫大な利益が転がり込んでいたのは間違いなく、特許の調査や取得など権利と上手く付き合って活用していくことが求められます。

 

不正競争防止法

 

最近の日本の携帯ゲーム会社は、特許を申請することは少なく、「不正競争防止法」で解決することが多いようです。不正競争防止法とは、条文上は、その第1条(目的)に「この法律は、事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」と規定されています。つまり特許は無くともマネしちゃダメよ、ということですね。

 

不正競争防止法の例

 

l  釣りゲーム訴訟でグリーが勝訴 東京地裁、DeNAに配信差し止め・23000万円支払い命じる。自社製の釣りゲームに似たゲームの配信で著作権を侵害されたとして、グリーがディー・エヌ・エー(DeNA)に対し配信差し止めと損害賠償を求めた訴訟の判決が2012223日あり、東京地裁(阿部正幸裁判長)は、DeNAによる著作権侵害を認め、配信差し止めと23460万円の損害賠償支払いを命じた。DeNAは「主張が認められなかった」として即日控訴した。more

l  Wiiの改造代行で男逮捕 改正不正競争防止法で初適用。任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」を不正に改造したとして、福岡県警は201222日、不正競争防止法違反と著作権法違反の疑いで北九州市の無職の男(41)を逮捕した。不正コピーしたゲームソフトを使えるよう、ゲーム機のプロテクトを回避する行為に罰則を加えた改正不正競争防止法が昨年12月に施行されて以来、適用は初という。調べでは、男は昨年12月、海賊版ソフトをWiiで使えるようにする改造をネットオークション経由で請け負い、客3人のWiiを改造した疑いがもたれている。また、昨年610月、Wii用ソフトをHDDに無断コピーして販売した疑い。

 

コメント

 

不正競争でも特許でも結果が出るまでに時間がかかりすぎる。グリーの「釣り★スタ」なんて、今時やっている人いますか? 裁判とは被害者が損するようにできているのです。さらに、最近では、DeNAのゲームの方が面白いのが多くなってしまっている。DeNAは、ベンダーを囲い込み、それに対してグリーが10億円の損害賠償を訴えるという展開になっています。泥仕合を繰り広げていますが、ライバルがいるということは消費者にとっては良いことで、カルテルとかいう話にならないことを祈ります。

 

 

 

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